「英語上達完全マップ」って何?ポーランド撃沈後に私が辿り着いた英語学習ロードマップ

学習法・勉強法

ポーランド赴任前、私のTOEICは600点でした。赴任中に必死で勉強して750点まで上げたのに、現地の会議では全く役に立ちませんでした。

帰国してから「なぜ英語が通じなかったのか」を真剣に調べました。そこで出会ったのが、森沢洋介さんの著書「英語上達完全マップ」です。

この記事では、英語上達完全マップをまだ知らない方に向けて、8つの学習要素と4つのステージの概要を紹介します。詳しい進め方は六ツ野英語教室のホームページまたは本をご参照ください。

「英語上達完全マップ」とは?

森沢洋介さんが書いた英語学習法の本です。「何を、どの順番で、どうやって練習するか」が具体的に整理されています。

この本の特徴は「地図」として使えること。自分が今どのステージにいるかがわかり、次に何をすべきかが明確になります。英語学習で「何から始めればいいかわからない」という方にとって、まず読んでほしい一冊です。

私がこの本を選んだ理由は、学習ステップの根拠が明確だったからです。論文を読んで科学的に学び直している私にも納得できる内容でした。

8つの学習要素

英語上達完全マップでは、英語習得に必要な要素を以下の8つに整理しています。

① 文法

英語の骨格を理解するステップです。難しい文法を暗記するのではなく、中学英語レベルの基礎を「使いこなせる」レベルまで習得します。文法力は他のすべての練習の土台になります。

② 瞬間英作文

日本語を英語に瞬時に変換する練習です。「私はリンゴを食べます」→「I eat an apple.」を0.5秒で言えるようにする、というイメージです。ポーランドの会議で私が詰まったのはまさにここ。頭で英語がわかっていても、口から出てくるまでに時間がかかりすぎる原因は、この「反射神経」の欠如でした。

③ 音読パッケージ

ネイティブの音声を聞いてから、同じように声に出して読む練習です。発音・リズム・フレーズを同時に習得でき、リスニング力の向上にも直結します。英語学習の中核となる練習です。

④ 精読

英文を「ゆっくり正確に解釈しながら」読む練習です。「この関係詞はどこを修飾しているのか」を意識して読むことで、文構造への理解が深まります。精読力がリスニング力の下支えにもなります。

⑤ 多読

英語の文章を大量に読むことで、英語を英語のまま理解する力をつけます。精読で身につけた読解力を「量」で定着させるイメージです。英語を日本語に訳さず処理できるようになります。

⑥ ボキャビル(語彙力)

単語の丸暗記ではなく、ステージに応じた語彙数を積み上げていきます。初期は音読や瞬間英作文に出てきた単語を覚える程度でOK。中級以降はAnkiなどのアプリを活用した効率的な学習が有効です。

⑦ リスニング

英語を「聞いてすぐ理解する」力を鍛えます。ただ聞き流すだけでは効果が薄く、音読で培ったリズム感があって初めて伸びます。精読力もリスニングの正確な理解に貢献します。

⑧ 英会話

他の7つの要素を積み上げた上で行う「実践練習」です。英会話は勉強ではなく、これまでの学習の成果を確認する場所。土台なしに英会話スクールに通っても、私のポーランドでの失敗のように、本番で言葉が出てこなくなります。

4つのステージと各項目の進め方

英語上達完全マップでは、学習を4つのステージに分けて進め方を示しています。ステージが上がるにつれて取り組む項目が増え、より高度な内容に移行していきます。

学習項目ステージ1ステージ2ステージ3ステージ4
文法中学文法を固める高校文法へ仕上げ必要時のみ
瞬間英作文中学レベルで開始シャフル型に高校レベルへ必要時のみ
音読パッケージ中学レベルで開始高校レベルへ継続(量を減らす)弱点補強のみ
精読なし開始本格継続難テキストへ
多読なしなし開始本格化(英語小説等)
ボキャビル基本単語のみ高校単語レベル6,000語へ12,000語以上
リスニングなし少しずつ開始本格的に開始高度な素材で継続
英会話なし少しずつ開始本格的に開始継続・高度な内容へ

ステージ1と2では文法・瞬間英作文・音読の3つに集中します。英会話やリスニングはステージ2後半〜3から。いきなり英会話を始めても伸び悩む理由が、この表を見るとよくわかります。

詳細は「英語上達完全マップ」を

各ステージの具体的な教材名・練習量・進め方については、このブログ記事の範囲を超えてしまいます。詳しくは森沢洋介さんの六ツ野英語教室のホームページ(無料)または「英語上達完全マップ」(本)をご参照ください。

このブログでは、私自身がこのロードマップの各ステップを実践した記録を書いています。論文で裏付けられた学習法との紐づけも合わせて紹介していきます。

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